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FlashDevelop 4.0.0 Beta で MXML を使った Android アプリ開発環境を作る

FlashDevelop 3 では、Air for Android 用テンプレートを自分で取り込む必要がありましたが、FlashDevelop 4.0.0 Beta では標準でテンプレートが用意されていました。アプリのパッケージングやらインストールやらデバッグやらを実行するバッチファイルも整理されていて、結構使いやすくなってます。しかし、このテンプレートって、普通にビルドすると、MXMLでモバイルコンポーネントを使うことが出来ないようです・・・。ということを念頭に置いて、FlashDevelop 4.0.0 Beta で MXML を使った Android アプリ開発環境を作ってみます。 もちろん無料だよ!!!!!!!!!

前書いたやつも整理して書きなおしてみます。

  1. Flex SDK 4.5 インストー 以下サイトから「Adobe Flex SDK」をダウンロード、任意の場所に展開しておきます。 Download Flex 4.5 - Flex SDK - Adobe Open Source
  2. Android SDK インストー 以下サイトから「android-sdk_r11-windows.zip」をダウンロード、任意の場所に展開しておきます。 Android SDK | Android Developers 展開したフォルダ内の「SDK Manager.exe」を実行して、なんかしらアップデートっぽい何かをインストールします。よく分からないので全部インストール。
  3. FlashDevelop 4.0.0 Beta のインストー FlashDevelop 4.0.0 Beta をインストールします。 FlashDevelop 4.0.0 Beta については以下エントリーがとても参考になります。 馬鹿全 - FlashDevelop4.0.0 βテスト インストール後、言語を日本語に、Flex SDK 4.5 のパス登録をしておきます。
  4. Android 端末準備 USB ドライバを入れて Android 端末を開発機と繋ぎます。 機種によっては
    • 一般の USB ドライバ
    • 開発者向けの ADB 用 USB ドライバ
    があるみたいなので注意。 Android SDK のインストールフォルダ内の「tools\ddms.bat」を実行して立ち上がるウインドウに、自端末が表示されれば OK です。
  5. プロジェクトの作成、設定
    1. FlashDevelop にて「AS3 Android App」プロジェクトを作成します。
    2. 「bat/SetupSDK.bat」設定
      対象行設定内容
      3行目 「set FLEX_SDK=」に Flex SDK 4.5 のインストールパスを設定します。 ※FlashDevelop に Flex SDK の登録をしている場合、自動的に設定されてるかも。
      6行目 「set ANDROID_SDK=」に Android SDK のインストールパスを設定します。
    3. 「bat/SetupApplication.bat」設定 必要あらば設定を変更します。変えるとしても「set CERT_PASS=fd」の値を変えるぐらいかと。
    4. MXML のモバイルコンポーネントを使えるようにする 「プロジェクト」パネルから「プロジェクト設定」を開きます。 「コンパイラー設定」パネルの「Advanced | 高度な設定 > Additional Compiler Options」を選択。 右に出てくる「...」ボタンを押下し、出てきたウインドウに「+configname=airmobile」を設定。 この設定によって、コンパイル時に「airmobile-config.xml」が参照されるようになり、MXML のモバイルコンポーネントを利用出来るようになります。
  6. コンパイル 適当にプロジェクト内に mxml ファイルを追加し、ドキュメントクラスとして設定しておきます。 アプリケーションとして記述する mxml タグには ViewNavigatorApplication や TabbedViewNavigatorApplication を使用します。 (くわしくはこちら) 「F8」を押下してコンパイルします。
  7. 証明書作成 「bat/CreateCertificate.bat」を実行します。 「<プロジェクト名>.p12」というファイルが作成されれば成功です。
  8. Android アプリとしてパッケージング、Android 端末で実行 プロジェクトフォルダ直下の「PackageInstallApp.bat」を実行します。 Android 端末にてアプリがプレビューされれば成功です。

これで後はガリガリ作っていくだけです。 FlashDevelop 4.0.0 Beta のテンプレートは、大分色々用意してくれていてとても便利です。さらに「application.xml」の設定も GUI で提供してくれているし、乗り換えるしか無いですね!!!!!!!!!!!!!!!!

分からないこと

  • Flex のモバイルコンポーネントを使えるようになりましたが、コード補完対象にならない。よく分からん!
  • 「DebugDevice.bat」を実行すると、デバッグが出来るような気がするのですが、開発機の IP アドレス云々・・・っていわれてうまくいきません。よく分からん!
  • 開発機から Android 端末上のアプリをアンインストールする方法が分かりません。アプリに設定する ID を指定して「adt uninstall <アプリID>」でアンインストール出来ると思ってたのに・・・。よく分からん!